失敗しない社会保険労務士選び

社労士とのやり取りに際して、その対応にカチンとくることも少なくありません。決して先方

に悪気はないのでしょうが、こちらのペースで仕事をしてくれるわけではないため、ささいな

依頼でも時間がかかります。また、気が利かない対応が続いたり、場合によっては「こんな程

度で電話しないでくださいよ」と言わんばかりの態度を示す人もいます。実際、弊所にご相談

いただく理由で多いのが、「社会保険労務士事務所の対応が悪いから」というようなものもあ

ります。お金を払っているのに先方から不愉快な対応をされるとなると、信頼感が失せてしま

うでしょう。

手続業務主体の社会保険労務士に多いケースでいまだに手書きでの紙による申請をおこなって

いる事務所もあります。依頼をうけて書類作成し、事業所訪問して印鑑を取り、役所に持参す

るというやり方です。言ってしまえば非生産的な手法です。依頼があれば当日中に処理してし

まえる電子申請が今の主流になっています。紙での申請に比べて役所の処理時間も短くなり、

誤りも減ってきています。新しい仕組みに対応している社会保険労務士事務所をご検討くださ

い。

25年の労働契約法の改正から始まり、28年まで労働法の改正がラッシュ状態になります。民

主党時代のようになにも変わらなければ楽ですがこれから2年間は会社経営に係る改正が続きま

す。情報に敏感で提案力のある社会保険労務士をお選びください。

社会保険労務士の本来業務は労働社会保険諸法令に基づく書類作成と手続及び提出代行ですか

らすべての社会保険労務士が対応できる業務ではありません。その分野にも対応できる能力啓

発を常に行い、実務としておこなっている社会保険労務士をお選びください。